お知らせ

堀耳鼻咽喉科クリニックからお知らせ

内視鏡手術をサポートするロボット:iArmsを導入しました(2017/02/19)


 当院では、平成28年12月より、内視鏡下耳科手術や内視鏡下鼻科手術における、サポートロボットとしてiArmsを導入しました。本機器は、難易度の高い手技をより素早く・正確に、また、手技に伴う執刀医の負担・疲労の軽減や手術時間の短縮による患者の負担軽減に、大いに力を発揮する機器です。導入後3ヶ月間の使用経験では、予想以上に、手術に対する負担が軽減され、導入した利点は大く、患者さんには直接の利点はありませんが、術者の負担が軽減されることで、間接的に患者さんに貢献できる機器であると実感しております。


H25年より、内視鏡を使用した耳の手術を取り入れました。(2015/08/09)

 当院では、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対し、低侵襲でより安全な手術を目指してH25年より内視鏡を用た手術を取り入れております。現在行われている慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する手術は、耳介(耳たぶ)の後ろの付着部を切開し、顕微鏡を使い中耳腔を操作する手術であり、顕微鏡だけでは死角になる部分があり真珠腫の再発により注意を必要とします。また、術後も、術創の抜糸や耳包帯着用など術後の生活制限もありました。一方、内視鏡を用いた耳の手術(経外耳道的内視鏡下耳科手術)では、ほとんどの行程を内視鏡下に行う低侵襲で、明視下で安全確実に、生理的機能の回復を目的とする外耳道からの手術です。術後の生活上の規制も少なく、当院では術後1泊2日または2泊3日で退院し、重労働でなければ仕事も可能であり、特に、高齢者や小児においては、術後翌日には離床できるため精神的肉体的負担が少なく、現在までに30例の経外耳道的内視鏡下耳科手術を行いましたが、大きな副損傷は認めておりません。経外耳道的内視鏡下耳科手術は新しい手術法であり、従来の耳科手術の経験があって初めて安全に行える手術であり、日頃の研鑽が必要と考えております。そのために、世界的な情報と技術を習得する目的で、2015年4月にアラブ首長国連邦のドバイで行われました第1回内視鏡下耳科手術世界大会に参加し、また、技術向上を目的に2015年7月に山形大学で行われました第4回内視鏡下耳科手術ハンズオンセミナーin山形で実習を行うと共に国内外の先生方と情報交換を行って参りました。手術とは、症例を経験すればするほどその奥行きの広さに気づかされるものであり、日々此研鑽と考えております。また、経外耳道的内視鏡下耳科手術は、従来の手術法に取って代わるものではなく、手術適応を的確に見極め、いずれの手術がより患者さんのためになるかを見極める必要があると考えております。耳の手術でお困りの方は、是非ご相談ください。


当院における最近の学会活動(2015/08/09)

平成25年  1月 第130回 日耳鼻大分地方部会学術講演会     (大分市) 出席

平成25年  1月 第  38回 日本耳鼻咽喉科学会維持問題セミナー (東京都) 出席

平成25年  1月 第131回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市) 出席

平成25年  5月 第114回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会 (札幌市) 出席

平成27年  7月 第  10回 耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会         (宮崎市)  出席

平成25年  9月 第   5回 関西みみはなのど治療研究会      (大阪市)  出席

平成25年  9月 第  52回 日本鼻科学会総会・学術講演会     (福井市)  出席

平成26年11月 第  23回 日本耳科学会総会・学術講演会         (宮崎市)  実習参加

平成26年  1月 第133回 日耳鼻大分地方部会学術講演会     (大分市) 発表

平成26年  1月 第  39回 日本耳鼻咽喉科学会維持問題セミナー (東京都) 出席

平成26年  5月 第134回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市) 発表

平成26年  5月 第115回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会 (東京都) 出席

平成26年  6月 第  40回 全国身体障害者福祉医療講習会     (大分市) 出席

平成26年  9月 第   6回 関西みみはなのど治療研究会      (大阪市)  出席

平成26年10月 第  24回 日本耳科学会総会・学術講演会         (新潟市)  出席

平成26年11月 第  28回 日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会      (横浜市)  実習参加

平成27年  1月 第136回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市)  発表

平成27年  1月 第  39回 日本耳鼻咽喉科学会維持問題セミナー (東京都)  出席

平成27年  4月 第    1回 内視鏡下耳科手術世界大会 in UAE  (ドバイ )  出席

平成27年  5月 第137回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市)  発表

平成27年  7月 第    4回 内視鏡下耳科ハンズオンセミナー      (山形市)  実習参加

平成27年  7月 第  30回 日耳鼻九州連合地方部会学術講演会  (熊本市)  発表

平成27年  7月 第  12回 耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会        (京都市)  発表

 

*学会発表内容については「当院における最近の学会発表」をご覧ください

 

 


当院における最近の学会発表(2015/08/09)

平成26年  1月 第133回 日耳鼻大分地方部会学術講演会     (大分市) 

  演題 「経外耳道的内視鏡下耳科手術(Transcanal Endscopic Ear Surgery)の試み」

 

平成26年  5月 第134回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市) 

     演題  「早期に鼓膜閉鎖術を行った外傷性鼓膜穿孔の一症例」

 

平成27年  1月 第136回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市)  

  演題  「早期に鼓膜閉鎖術を行った外傷性鼓膜穿孔の一症例」

 

平成27年  5月 第137回 日耳鼻大分地方部会学術講演会      (大分市)  

   演題「当院における鼻アレルギーに対する手術療法の実際と成績」

 

平成27年  7月 第  30回 日耳鼻九州連合地方部会学術講演会   (熊本市)  

   演題「当院における経外耳道的内視鏡下耳科手術の現状について」

 

平成27年  7月 第  12回 耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会        (京都市)  

  演題「当院における内視下耳科手術の現状と短期入院への影響」

 


当院で行う専門性を生かした手術(2012/04/30)

大分医科大学(現大分大学医学部)と大分県立病院で培ってきた医療を元に、微力ながら地域医療に少しでも貢献できればと耳鼻咽喉科全般の手術を対象として、開院以来10年間手術を行ってきました。しかし、昨今、耳や鼻を中心とした手術を希望される方が多く、また、大分県では手術の出来る耳鼻科専門施設が少ないことより、耳と鼻の疾患を中心とした手術に特化することで、今以上に地域医療に貢献出来るのではないかと考えました。そこで、開院10年の実績を継続しつつ地域のニーズに応えることの出来る手術ついて紹介いたします。

 

A.日帰り手術

  ・鼓膜形成術(鼓膜穿孔に対する手術)

  ・鼻粘膜焼灼術(高周波メスを用いた鼻アレルギーの鼻閉に対する手術)

 

B.短期入院手術(1泊2日~4泊5日)

  ・鼓膜チューブ挿入術(滲出性中耳炎に対する手術)(1泊2日)

  ・鼓室形成術(慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎に対する手術)

  ・あぶみ骨手術(耳硬化症に対する手術)

  ・顔面神経減荷術(顔面神経麻痺に対する手術)

  ・内リンパ嚢開放術(メニエール病によるめまい改善のための手術)

  ・内視鏡下鼻副鼻腔手術(蓄膿症に対する手術)

  ・粘膜下下鼻甲介骨切除術(鼻づまりに対する手術)

  ・鼻中隔矯正術(鼻づまりに対する手術)

  ・後鼻神経切断術(鼻アレルギーに対する鼻水抑制手術)

  ・顕微鏡下喉頭微細手術(声帯ポリープ等に対する手術)


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