入院治療

入院治療のご案内

入院病棟

当院は、入院設備を完備しております。耳鼻咽喉科は、内科的疾患から外科的疾患まで幅広い範囲を扱う診療科であり、病状に応じて入院治療をお勧めしております。 また一泊入院による検査も行っております。尚、手術に関しては患者様の負担を少なくするため、なるべく短期間の入院を心掛けております。 さらに、平成26年1月14日には開院10周年を迎え、専門色を明確にするため平成27年度中に「大分みみはな手術センター」を立ち上げる準備をしております。その為、内視鏡手術に関しては、京都大学での解剖実習に参加し修練を積むとともに、手術に伴う患者様の肉体的経済的負担を軽減するため短期滞在型手術というシステムを取り入れております。

入院期間の目安

耳の手術/約1~3日間
鼻の手術/約1~3日間
喉頭の手術/約1~3日間

病床数

全10床
個室:3室
3人部屋:1室
4人部屋:1室

入院設備

入院室(個室)
入院室(個室)
入院室(3人部屋)
入院室(3人部屋)
談話スペース
談話スペース

入院・手術の手引き

当院では、2泊3日の入院を基本としています。

手術前の検査

まずは、当院の外来診療を受診して頂きます。
診察の結果、手術の必要性があれば、入院予約の上、概要を説明いたします。

検査
術前検査

手術前の検査を手術の1週間前に受けていただきます。
①原則当院で術前検査を行います。
②術前検査時に異常があった場合、適切な病院に受診をお願いする場合があります。
③常用されている薬・お薬手帳などあればご持参ください。

入院説明・手術説明

当院にて、担当医師より手術に関する説明を、同時に看護師から入院の説明等を行います。
ご家族がいらっしゃる方は、できるだけ一緒にご来院ください。
現在内服されているお薬、またはお薬手帳があればご持参ください。

※手術日が近くなり、風邪症状などあれば必ずご連絡ください。
※他の患者様に緊急手術が必要となった場合には、手術の日程変更をお願いすることがあります。
※喫煙者の方は、最低でも手術予定日の7日前より禁煙を行ってください。

手術日(当日)

原則、当院の手術は午後2時半から開始となります。
入院は同日朝8時半となります。それまでは水分の摂取は可能です。

注意事項
  • 事前にご相談ください。
  • お食事は、前日の午後11時までにお済ませください。
  • 手術当日は、ご家族の付き添いをお願いいたします。(遠方・お一人暮らし等、どうしても無理な場合はご相談ください)
  • 水分補給はお水、お茶、スポーツ飲料に限ります。
  • 手術日当日に入院病室にて術衣に着替えていただき、点滴を行います。また、入院後検尿をして頂く場合があります。
  • 前日に入浴・洗髪を行い、爪は短く切ってください。またマニキュア・ペディキュアも取ってください。当日はお化粧はせずにご来院ください。
  • 手術中、ご家族の方に連絡がとれるようにお願いします。
  • 手術の状況によっては、ご家族にご宿泊いただくことがあります。
  • 小学生までのお子様には1泊の付添いをお願いしております(別途申込)。

限度額認定証の申請を行う場合は早めにお手続きいただき、入院当日に必ずお持ちください。お忘れになると手続きができませんので、必ずご提出ください。
限度額認定証の申請についてはこちら

術後

手術後は、翌朝までベッド上安静とし、導尿管理と共に点滴による水分補給を行います。翌朝飲水テストを行い、異常がなければ食事を開始します。
鎮痛剤を適宜服用しますが、痛みがひどい場合は座薬なども使用します。他科の内服薬も同時に服用できますので、ご持参ください。
鼻の手術後では、出血混じりの少量の鼻水が続きます。鼻をかんだり、強くすすったりしないでください。
喉の手術後では、術後30分で飲水・食事共に可能です。トイレには歩いて行けますが、発声は禁止です。咳払いも控えめにお願いします。

退院

手術3日目の午前9時頃に診察を受けていただき、退院となります。
看護師より退院についてご説明いたします。お迎えのご家族様同席の場合は、午前9時頃までにご来院ください。

耳の手術では、手術後1週間目に耳内のガーゼを取り替えます。就寝時は傷口を下にしないようご注意ください。鼻と耳はつながっておりますので、鼻をかむ時は強くかまないよう、片方ずつそっとかんでください。風邪を引かぬよう十分ご注意ください。術後1ヶ月は優先的に診察いたします。およそ1ヶ月程度で状態も落ち着き、通院期間は徐々に間隔が開いていきます。

鼻の手術では、2~3日は少量の出血が続く事があります。また鼻づまりが1~2週間強くなることがあります。風邪を引かないようにご注意ください。
2~3日経って鼻をかむ際には、強く噛まずに片方ずつそっとかんでください。またラーメンなどの麺類を強くすするなどは注意してください。副鼻腔炎手術では術後週1~2回の通院、アレルギー手術では週1回の通院をお願いしています。約1~2ヶ月で落ち着いてきますが、再発しないように約1年間経過を診させていただきます。その後は年に2回程度、定期健診としてご来院ください。

喉の手術では、1週間は沈黙療法を守り、会話時は筆談でお願いします。咳払いも控えめにしてください。翌週より小さめの声で発声は可能ですが、ひそひそ話や電話も控えめにお願いします。術後の通院は週1回程度で、手術後1週間で抜糸し、抜糸後に発声可能となります。約1カ月後には通常の状態になりますが、騒音下の会話にはご注意ください。通院期間は徐々に間隔が開いてきますが、出血や息苦しさなどの症状があれば、すぐに受診してください。

日常生活で気をつけてほしい項目
  • 食事制限はありませんが、アルコール類は再出血を起こす可能性がありますので、2週間は禁酒してください。喉の手術後では、食事は硬いものや刺激物は避けるようにしてください。
  • 術後2日目で入浴・洗髪が可能となりますが、長湯や熱い湯は出血の原因になりますので避けてください。
  • 無理のない仕事・通学は、手術後3~4日で可能ですが、重労働・スポーツ・運動(ウォーキングなども)・重い荷物を持つことなどは、2~3週間はお控えください。
  • 喫煙は粘膜の刺激になり治りが遅くなってしまいますので、できるだけ長く禁煙を続けてください。
  • 排便時、力むと出血の原因となりますので、便秘にならないようご注意ください。便秘の方は、下剤を処方しますのでお申し出てください。
  • 食後に抗生剤を処方します。お薬はなくなるまでお飲みください。
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